まさか、そんな方向に議論がなされてるとは・・・。 [本の感想]
どのように崩壊していったのか、なぜ、崩壊したのかではなく、そもそも崩壊したと言えるのか?がメインテーマだとは・・。
しかし、『崩壊しなかったと解釈しよう』という流れが結構強いということに驚かされたことは事実。
現在のヨーロッパを否定できないので、ローマ西側の崩壊を融和ととらえようとするというのには納得。多分に政治的な問題なのね。歴史解釈なんてどうしてもそういう議論に巻き込まれるということか。
崩壊の理由としては社会が高度化し、個々の役割の専門化が進むことで、他者の問題に当事者意識をもてなくなるといったところだろうか?
まあ、現世での問題解決を神にゆだねということ自体が堕落だといえばそれまでなのかもしれないが・・・。
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